このサイトでは世間に出回っている疑わしい副業やほぼ儲からない投資などについて徹底究明します。例えば「1日10分の作業で月収100万円」とか言われたら、どう思いますか?
実際にこんな怪しい案件に登録して、痛い目を見ている人がいるのも事実です。長引くデフレ、加速する少子高齢化などもあり、日本経済は長期低迷しています。
それに伴い給料もなかなか上がらず、副業を考えている方もここ3年で増えているとのことです。そんな方たちは何を基準に副業を始めているのでしょうか?
「知り合いが始めたから」「マスコミで話題になっているから」など動機はさまざまだと思います。
ここでは怪しい案件をピックアップし徹底解説します。
今回取り上げるのは「マリーゴールド」。これから副業や投資、ビジネスを考えている方はぜひご覧下さい。
副業「マリーゴールド」の概要
ランディングページ(LP)によると、
・毎週88,000円があなたのスマホに自動チャージ
・貯金増え過ぎて困っちゃうニャン
・マリーゴールドは副業サイトでも人気ナンバーワン
・毎週88,000円 1ヶ月で272万円 1年で3,273万円
どうやら副業の紹介サイトのようです。
副業の実体や内容はランディングページ(LP)にも記載されていません。
「毎週88,000円があなたのスマホに自動チャージ」とのことですが、実際はどうなんでしょうか? 調べてみました。
副業「マリーゴールド」の登録方法は?
①ランディングページ(LP) の「今週から88,000円をGETする」をクリック
②「QRコード」が表示されるので、読み込む
③「マリーゴールド」を友だち追加する
④以下のような画面に移動しました
副業「マリーゴールド」に登録するとどうなるのか?
結論から申し上げると、稼げる副業を紹介されることはありません。そればかりか悪質なオプトインアフィリエイト系の可能性があります。
ちなみにオプトインアフィリエイトとは…
「特定のページ、例えば案件を紹介すると偽って、いくつかのページを経由してLINEアカウントやメールアドレスの登録があったら、報酬が発生するという仕組みです。悪質な例だと、内容は適当で最初から連絡先などの個人情報を入手するだけが目的となっているケースがほとんどです」
詳しくは以下です。
①誇大広告を出して、「マリーゴールド」のLINEに誘導
↓
②「マリーゴールド」のLINEに集客したユーザーに向けて別の業者が主催する副業の案件を送り登録させる
↓
③ユーザーが別業者が開催する案件に登録する
↓
④登録すると別の業者から副業に関する商品を販売(高額の可能性あり)する
↓
⑤ユーザーが商品を購入する(購入してももちろん稼げない)
↓
⑥別の業者から謝礼として「マリーゴールド」を提供する業者に紹介料が支払われる
以上のような流れになります。
登録しても稼ぐことはできませんので、要注意ですよ!
特定商取引法の表記について
特定商取引法(特商法)についても調べてみました。
ちなみに特定商取引法とは…
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
(特定商取引法ガイドより引用 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/)
上記のことをふまえて、「マリーゴールド」の特商法を確認してみました。
確認したところ特商法やプライバシーポリシーの記載はありませんでした。この時点で特商法違反となり、悪質案件確定になります。
誰が運営しているかも分からず、何かトラブルがあった際、問い合わせ先がないということですから、これはもうブラック案件(詐欺濃厚)と考えて間違いないでしょう!
副業「マリーゴールド」の口コミや評判は?
念のため、口コミや評判なども調べてみました。
ランディングページ(LP)上には、ユーザー様のリアルな声として以下のような記載があります。
・スタートして1ヶ月で新車買っちゃいました
・先月本業辞めました
・これ考えた人、頭よすぎ!!
・スゴすぎる…もう労働なんて一生無理かも。
引き続きインターネットでリサーチしましたが、稼いだ方のブログやSNSなどは発見できず。その代わり「詐欺」「稼げない」「怪しい」などの口コミは多数確認できました。
副業「マリーゴールド」のまとめ
今回「マリーゴールド」について調べてみましたが、いかがだったでしょうか? 上記調査の結果、この副業はオススメできません。理由は、
①副業の実体が不明
②口コミや実績がまったく確認できない
③悪質なオプトインアフィリエイトの可能性大
などなど。
残念ながらサイト上にはこんな怪しい案件が数多く存在しています。情報弱者がお金をだまし取られるという事案が後をたちません。こんな詐欺に騙されないためにも、以下のような点にも気をつけるべきでしょう。
①販売会社や運営会社について確認する。
②知人から勧められたからと言って、信用しない。
③怪しいと思ったら、一旦保留にする。
④特商法の記載や内容を必ず確認する。
とは言え全てを怖がっても怪しんでいてもお金は増えませんので、慎重にリサーチして、安全な案件を探す必要があります。
すぐに飛びつかず、じっくり検討して、進めるようにしてください! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。